ICLSの導入

2000年

高知医科大学（現高知大学）医学部附属病院で研修医に二次蘇生教育が導入され、当時「ACLSを広める会」の作成した資料を活用して定期開催が始まりました（瀬尾）。当時は毎日曜日１ブースで毎週のようにコースを開催していました。ほぼ同じ時期に、近森病院（川井）でも院内コースとしてICLSが導入されました。その後、ACLS四国（吉川）を中心としたインストラクターが集まって、各地で多ブース形式のICLSコースが開催されるようになりました。

2001年

日本循環器学会に心肺蘇生法普及委員会が発足し、四国支部から瀬尾が委員として参加しました。学会として蘇生教育に取り組むことの検討が行われ、当時ACLSと呼んでいた二次蘇生コースをAHAからの勧告にしたがって、「ICLS」と改称しました。

AHAコースの導入

2004年

2003年、日本蘇生協議会に属する関連学会から代表者が渡米し、日本ACLS協会により日本でのAHAコース導入が始まりました。12月に国立循環器病センターで第２回のBLSおよびACLSコース（３日連続）が開催され受講しました（瀬尾）。2004年2月にBLSインストラクターコースを受講し、4月には「高知トレーニングサイト」を設立し、8月に高知で（四国で）初めてのAHAコースが開催されました。BLSおよびACLSコースを開催すると同時に、四国４県からインストラクターを養成し、阿讃サイト（吉川）、愛媛サイトがそれぞれ独立しました。

JCS-ITCの設立

2007年

日本循環器学会では循環器専門医の取得条件としてAHA ACLS Provider資格を導入するため、JCS-ITC（国際トレーニングセンター）として独立して蘇生普及活動を開始しました。高知、香川、徳島の３県はJCS-ITCでの活動に賛同して、四国支部として活動を始めました。現在、BLSヘルスケアブロバイダーコース、ACLSプロバイダーコース、ハートセイバーコースの定期開催のほか、年１回のBLSインストラクターコースを開催し、インストラクターの養成も行っています。